ベンチャーキャピタルは確実に収益を上げることができる
ビジネスモデルであると語る フューチャーベンチャーキャピタル株式会社代表取締役社長の川分陽二氏。 パートナー個人のノウハウに強く依存するがゆえに、 非合理的にならざるをえないベンチャービジネスにこそ 科学的分析が必要なのである。 interviewer:森本紀行(ベンチャー座アドバイザー、HCアセットマネジメント代表取締役社長)
インタビューを終えてフューチャーベンチャーキャピタルは、ファンドレイズに苦労した経験から、ファンドの成功確率を高くする方法論を研究し続けている。ポートフォリオの組み方と、集中的な資源配分システムに集約されるそのベンチャーキャピタル理論は、すべてのベンチャーキャピタル関係者が傾聴するに値する「科学的ベンチャーキャピタル論」となっている。独立系ベンチャーキャピタルの多くは、創業者自身の引退と同時に企業の役割を終えることが多いが、それは、事業ノウハウが、パートナー個人に集約され、組織へと事業成果が蓄積されにくいためである。ベンチャーキャピタルがそうした個人事業のレベルからビジネスへと成長していくために必要なモデルのひとつが、ここにはある。(森本紀行)次号第5話(7月5日発行)は、りそなキャピタルの高橋洋秀さん、鈴木基広さん、三木康雄さん、山田芳春さんが登場いたします。 |