われわれのマーケットアウト・ビジネスでアートを扱うとなると、逆に細かい物がたくさんあったほうが付加価値を付けやすくなっていくことになるでしょうね。そこで100万円もするような高い物は扱わないようにしていこうと思うのです。実際に今一番売れてるのは10万円、20万円、30万円当たりなんです。もっと安い価格帯で、だいたい5,000円から2万円、3万円の間の商品を開発してくださいって言ってるんです。
従来のギャラリーはそんなことをやっても商売にはならない。1億円、2億円の作品扱って粗利で20%、30%を取っているわけですから合わないわけだよね。オークション会社だって、最低でも15%は取ってるんじゃないですか。それも売る側と買う側の両方からとっていますからね。それに品質の保証は全然していませんからね。そのためにプレビュー(内見会)を開いているんです。
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