僕は常々、数学ができる人が一番ビジネスに向いているのでないかと考えているのです。事業内容を聞いているだけで、頭の中ですぐにソロバンがはじけるようなタイプです。大学でいえば、数学が受験科目に必須である東工大の出身者ですね。
もちろん数学的素養が不可欠だといっても、実際のビジネスが無味乾燥だと思ってるわけではありません。ビジネスというのは数学的である半面、とっても人間的でウェットなものなのです。だから義理人情みたいな部分も大切です。基本はソロバン、プラス「情」ということになるのでしょうかね。
あと、ビジネスで欠かせないのは、尊重し合うことですね。僕たちが関わる企業についても、「監視する」という感覚で接すると、相手も反発して良い結果は出てきません。いい会社にしようという気持ちの重なる部分を共有しながら、お互いを尊重し合い協力していく。こういう感覚が大切だと思っています。 |