製造会社の社長は、自分の作る物に責任やプライドを持っていなければならないと思います。また自分の会社の製品がどのように使われているのかを肌身で知らなければいけないと思います。ですから製造会社はアンテナショップやプロショップなどを持つべきです。そこでお客様が商品をどう使っているのかを直に見る。またお客様の声を直接聞くのです。
私は製品の愛用者カードにはすべて目を通しています。特に苦情のカードなどあると直接相手に電話をすることもあります。電話でお客様に話を聞いてみると、実はまだ使ってなかったなどということもありました。しかしお客様の声を聞くという行動は大切です。愛用者カードに目を通せなくなったら社長の資格はありません。
「使う人の身になって」と言う企業はたくさんありますが、それがお題目だけで終わっている会社も多々あります。実際に行動するのは大変難しいですから。ある自動車会社の社長は自分の会社の車に嫌々乗っていて、息子はBMWに乗っていると言う話を聞いたことがあります。それでは駄目ですね。 |