社長になってもうひとつ大変なことだとわかったのが人の問題です。経営者として人事にかなりの時間を割いています。採用、異動、評価と、社長になってからは人のことばかり考えています。とくに今は人材が足りない状態ですから、人の採用には多大な時間が取られています。昨日も2件中途採用の面接をしたところです。
弊社の社風は、上下関係なく何でも言い合えるところだと思います。新卒で入ってきても、経営者の方々と毎日お会いして、貴重な経営の話をお聞きすることができ、しかも、自分の責任で3,000万円まで(現在では3,000万円から5,000万円に変更)を無担保で投資することができるわけです。どんな大きな銀行でも若手にそれほど大きな権限を委譲するところはありませんが、弊社ではそれがごく普通のこととなっていますから。
そういう経験を積んでいるので、弊社の社員は年端は行かなくても、精神的には大人というか、しっかりしています。入社して1年も経てば顔つきがまったく変わってきています。社長である私にも直球勝負を挑んできます。他の会社の方がご覧になると、弊社の若手は「礼儀を知らない」「上司に向かって何て口の利き方をするのだ」といったように思われるかもしれません。
私の社長室も本当のガラス張りにしつらえました。オフィスも現在の200人ができるだけワンフロアに入れるようなスペースを持ったビルを選びました。複数フロアになってスペースがたくさんに分かれると、社員の心も離れてしまいますからね。フロアごとに別の言葉や文化が生まれてしまいます。 |