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Front Interview
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第3話 第4話
Vol.008 エル・ピー・エル日本証券株式会社 代表取締役社長 米田 隆第4話 パーソナルブランドの時代
コラム(4) パーソナル・データ(4)
自立型社会を支える金融インフラ
 私は、会社としては独立したFPの支援をしているほか、個人としてもいくつかの会社のエンジェルになっていますし、さまざまな面でベンチャーの支援を行っています。最近の例で言えば、オールアバウトというリクルートとヤフーが出資してつくった生活者支援サイトがありますが、そこが新たに作った金融子会社のお手伝いをしています。
  その金融子会社というのは、先にお話しした川田(規人)さんが社長をなさっていて、独立系のファイナンシャルプランナーを登録して資産形成のアドバイスをしていく、また投資信託などの金融商品の購買代理サービスを提供していこうというものです。
  私がこの会社を支援しようと決めたのは、長年唱えてきた自立型社会というものを支える金融インフラとなり、預金から投資へという流れを加速する力を秘めていると思ったからです。抽象的なコンセプトといったレベルではなく、投資家教育も含めてより具体的な形でバックアップしていこうと考えています。

おもしろいと思うこと、興奮すること
 私は投資に関して長年「国際分散投資を」とお客様に言い続けてきました。しかし私個人ではエル・ピー・エル日本証券に1億7,000万円ほどまとめて投資をしています。人様には分散投資と言いながら、一つの所にこれだけ投資しているというのもおかしいものですが、私はこのエル・ピー・エル日本証券を公開にもっていくということを考えています。その可能性はかなり高いと信じています。
  起業というのは価値の創造、社会に新しい価値を付け加えていくことです。自分だけが儲かるビジネスは長続きしませんが、消費者の立場に立ったビジネスなら必ず消費者から承認され、成功します。独立する人、起業する人には、自分を信じて必ず成功するのだという確信を持ってビジネスに取り組んでほしいと思います。
  ビジネスの種を探している人には、これは私の経験則ですが、自分がおもしろいと思うこと、興奮することの中には、必ず新しいビジネスの芽があると言いたいですね。それに、起業については年齢も重要な要素だと思っています。私は起業の最後のチャンスは30から35歳ぐらいではないかと思っているのです。私は35歳で起業しましたが、そういう点から言えばラストチャンスを生かしたのかなと思います。

次号(11月1日発行)は、エス・アイ・ピーの斎藤篤さんが登場いたします。



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