今や中古車販売の業界では大手となられましたガリバーさんが、まだあまり知られていない20名位の組織だった頃、一緒になってブランド構築のお手伝いをしました。また最近では果物店の老舗、千疋屋総本店さんのブランド導入をお手伝いしています。私自身が会社を創業したり、経営で苦しい時期があったりなどの苦労をしましたから、ベンチャーや老舗の経営者が苦労しているのを見ると、「よし、一肌脱ごう」という気持ちになるのです。
コピーライティングやデザイン分野は社会的にはとても弱い存在とされていますが、私はコピーライターやクリエイターの社会的地位を上げていきたい、お客様とイコールパートナーにまで高めたいと考えています。私なら企業の経営者とクリエイティブを融合させる役割が果たせると思っているからです。
なぜなら、私はブランドコンサルタントであると同時に、今も「自分は表現者である」と思っているからです。そして、表現者であるとともに代弁者でもあるのです。つまり企業の代弁者です。経営者の方々は皆さんご自身のことをうまく表現されることが得手ではありませんから、そこを私が代わりになって表現して差し上げる。そこに自分のポジションを見ているからです。
(8月22日更新 第4話「生生流転」へつづく)
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