こんど(2007年9月)、代官山にあったヒルサイドギャラリーの場所に、新しいギャラリースペースをオープンすることになりました。ガラス張りの小さな15坪のギャラリーです。建築家の西沢立衛さんに内装をお願いしていますから、きっと良い空間ができると思います。代官山という場所に決めたのは、あるお客様から「どこか近くにギャラリーを作ってほしい」といった声があったからです。現在のギャラリー(江東区)は、東京の東部にあり地理的には多くの方に気軽に来ていただけるロケーションではありませんから。
そこで北川フラムさん(アートフロントギャラリー代表取締役)に相談したところ、「ここを使えよ」とご自分が使っていたそのスペースを譲ってくださったのです。良いチャンスだと思い、すぐに進出を決断しました。
通常、ギャラリーで開く展覧会は基本的に個展ですから、来ていただいてもお客様には1人の作家の作品しかご覧いただけません。しかし、今回のギャラリーは、もう少し気軽な中で複数の作家が見られるようにしようと思ってます。いわばビューングルームにしたいと考えています。そこでアーティストの実作品に触れてもらい、もっとリアルなアートに対する経験を持ってほしいのです。
次号(2007年10月3日発行)は、日本アイ・ビー・エム株式会社 IBM Venture Capital Group 日本担当 ベンチャー・ディベロップメント・エグゼクティブの勝屋 久さんが登場いたします。 |