振り返ってみると、JAVAプロジェクトを成功に導く鍵となったのは「チーム」であり、「人」だったと思います。なぜなら、幸運なことに、私が今まで仕事をした中でも最も優秀なソフトウェアのエンジニアと一緒に仕事ができたからです。また、会社設立時に投資してもらった投資家たちにも理解があり、経営陣もワールドクラスの人材を集めることができました。
しかも素晴らしい製品があり、市場のニーズもあって、市場規模は急速に拡大しているという背景があって、かなり容易に目標を達成することができました。課題や問題があって大変だったという思いはありませんでした。独特の時代背景、素晴らしいテクノロジー、いいチーム、この組合せこそが大きかったと思います。課題があったとすれば、時代の流れによってビジネスモデルを進化させていかなければならなかったことです。
製品を市場に出していく際に、パッケージングも含めてどういう形で提案していくかという場面でも、また、その市場のニーズに合わせて自分たちの考えを変えて適応していくということが問われる場面でも、適切なチーム・人材がいることが大きな強みとなりました。予測不能な状況においても、どう変えていけばいいのかということの判断を的確に下すことができたのは、一にも二にもチームだと思います。
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