ここ数年で議決権行使はかなり活発化していますし、新聞の記事になることも多くなっています。幸いなことに一流とされる企業の方たちから一定の評価を受けていますし、その方々の支援があるということは当社の情報サービスが少なからずお役に立っていることの証しだと自負しております。資金運用に何が問題になっているのか、日本人と外国人の運用ではどこに違いがあるのかなど、これからもきめ細かいサービスを提供していきたいと考えています。
金融の世界に魅力を感じるのは、やはり社会性が高い仕事だからでしょうか。たとえば、英国がイギリス病から脱出できたのも金融サービスを自由化して外貨を導入したからです。日本でも金融市場の開放はやるべきことだと思いますし、広い意味でいえば社会貢献につながっていくものだと思います。
昨年、当社の増資の件であるベンチャーキャピタル会社の担当者とお会いしたのですが、なかなか事業内容を理解してもらえず、断念せざるを得ないことがありました。そのときは相当落ち込みました。そんな私を見た知人は「なぜそこまで苦労して会社経営をしているのですか」と首を傾げていましたが、私自身も不思議に思うことがあります。自分の中に常に何か新しいことをやりたいという血が流れているのかなと思ったりしますが、要は変わり者なのでしょうね。雙葉高等学校の同級生は大学を卒業すると、すぐに結婚をしたり花嫁修業をしたりで、社会に出て働いた人は10人足らず。女医になった人もいましたが、苦労して会社経営をしているのは私くらいでしょう。
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