今までの46年間の歩みを振返った時、小学生時代にそろばんを習ったことが、私の人生の礎となっています。暗算で4桁×3桁の掛け算ができ、珠算3級を暗算で受験して合格しました。暗算が得意なおかげで、算数は常に得意科目となり、時刻表を見て主要駅間の距離や、列車の所要時間に応じた平均速度をすぐに計算でき、鉄道や日本地理への興味が広がりました。
計算が素早く正確にできることはどの科目にも優位に働き、中学の受験勉強をあまりしなかった割には、御三家と言われた武蔵中学に合格できました。今でも、どんな事柄に関しても、数量的な解析やシミュレーションを人一倍素早くできる自信があります。精神科医で数々のベストセラーを書かれている和田秀樹さんも小学生時代にそろばんを習っていたそうで、そろばんの効用は大きいと思います。
鉄道に関心を持つようになってからは、鉄道の雑誌や単行本を多数読み、多くの知識を身に付けました。特に、東大電気工学科の曽根悟先生の記事からは多くを学びました。時刻表も、一時は毎月買っていました。
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